2016年製作の日本映画「海賊とよばれた男」をケーブルテレビで鑑賞。
2013年度の百田尚樹の同名ベストセラー小説を、岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。
ご存じ、出光興産創業者の出光佐三氏をモデルに、卓越した先見性と統率力で大正〜昭和を走り抜けた伝説の男の物語。
主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造(岡田准一)は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。
やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出る。
それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。
70年前の日本人の意地と度胸が溢れています。
ただ、現代の風潮だと、ブラック企業、パワハラ、セクハラ・・・個人の犠牲の上に成り立つ組織の成果は、褒められたり美談とされるべきではない、との考えも。