刑事になる前の警察広報職員となった森口泉。
県警記者クラブに資料を配布するのも仕事の1つだが、そこには高校時代の親友、津村千佳記者の姿が。
マスコミとの接触は避けるように言われているが、同じ母子家庭育ち、友だちも少ない2人は時々、仕事拔きで会食をしていた。
ある日、両親が娘へのストーカーによる被害届を所轄に持ち込んだか、担当職員が部署の慰安旅行を優先し、受理を1週間伸ばした。
そして、受理した2日後に、その娘はストーカーに殺害されてしまう。
県警は業務の都合上、受理を伸ばしただけと説明したが、地元紙に「女子大生ストーカー殺人事件/警察署職員、両親の被害届を放置中、北海道へ慰安旅行か」とスクープされ、県警は大混乱。
千佳は、泉の何気ない一言から慰安旅行を推察したが、泉から記事にしないように懇願されていた。
泉の叱責に、千佳は「記事を書いたのは私じゃない。これには裏があるようだ」と言い、1週間後に殺害されてしまう。。。