深夜、1964年公開の日本映画「砂の女」をWOWOWで鑑賞しました。
これは、安部公房の原作、抽象的な文脈を勅使河原宏が映画化し、カンヌ映画祭審査員特別賞等を受賞。
昆虫採集にやって来た男(岡田英次)は、砂の穴の中にある未亡人(岸田今日子)の家に泊めてもらった。
だが、そこから抜け出せなくなってしまう・・・翌朝、男は(昨日、降りた)縄梯子がなくなり、砂を登ろうにも体重をかけると、身体ごと流れて落ちてしまう。
モノクロ映像なので、変形しながら流れる砂、男の額の砂、照りつける太陽に白く乾く砂・・・その中でもがく男女の生活、この奇妙なシチュエーションが淡々と続く、ちょっと“変な”映画でした。
60年以上前の映画もフツーに観られる令和は面白いが、亜熱帯のような暑さの日本は異常ですね汗
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